04
2019
09

アトリエ・ド・クロノメトリー ジャパンプレビュー レポート

時計の前に、工房の成り立ちからお話を伺いました。
アトリエ・ド・クロノメトリーはスペインのバルセロナを拠点とする工房ですが、もともとスペインには時計の文化はなかったそうです、しかし1970年に現在まで続く時計学校が設立され、徐々に時計産業が立ち上がってきた…とのこと。

時計学校の卒業生にはアストロノミカルクロックを得意とする独立時計師Josep Matas氏もおり、氏は実力を認められ独立時計師協会(Académie Horlogère Des Créateurs Indépendants - AHCI、通称アカデミー)のメンバーだったそうです。
"AHCIに興味はないのか?"という質問に対しては"現時点では興味はない"との答え、これは独立時計師のMartinez氏という個人ではなく、アトリエ・ド・クロノメトリーというブランドとして作品を作っているという自負からです。

工房は4人のチームで、ロックバンドに例えていました。
"一芸に秀でている"ことはもちろん必要ですが、バランスが取れて安定した作品作りのためにはチームプレイが必要で、ロックバンドのような調和が必要です。
Martinez氏はクリエイティブ・ディレクターとして作品全体の方向性・デザインを決定します。

Gimeno氏はマーケティング・コミュニケーションとして企画・財務・管理などもマルチにこなします。
作品が良かったとしても、デリバリーができなかったり、コストが折り合っていないようなものでは本末転倒と考えており、しっかりと継続して作品作りが行えるように目を光らせているとのこと。

残りの二人は時計職人メビウスとエドワルド、二人ともバルセロナ時計学校の出身で、メビウスは39歳で懐中時計の修復のキャリアを持ち、0から部品を作る技能があり、エドワルド(エド)は26歳と若手ながら一流ブランドで経験を積んだのちアトリエ・ド・クロノメトリーに合流したとのこと。

このチームに加え、地元バルセロナのサプライヤーと協力して作品作りを行っています。
ケースや革ベルトも、スイスの一流ブランドにも納入していたサプライヤーとからの供給です。
唯一、文字盤とムーブメントだけはスイス製、文字盤はジュネーブのGILWATCH製で、アトリエ・ド・クロノメトリーでデザインした設計図をもとに依頼し、ユニークな文字盤を作っています。
ムーブメントはオメガの266をベースにしていますが、後ほど述べるようにあくまでこれは"土台"に過ぎず、別物と言っていい出来です。

Martinez氏がアトリエ・ド・クロノメトリーを創業したのは、ラグジュアリーファッション業界でキャリアを積んでおり、ヴィンテージウォッチのコレクターで、趣味が高じてヴィンテージウォッチショップのニマンドクロケットというショップを10年前にオープン、上質なヴィンテージを扱っていましたが、さらにヴィンテージの黄金時代である1930~40年代を思わせ、凌駕する作品を作りたいという思いでアトリエ・ド・クロノメトリーを創業したそうです。
規模を追うことは考えておらず、4人のメンバーの自己資金だけでスタート、CNCは使わず手作業だけで年産10本ほどを目標に作品を作っていく体制で、今後も投資を入れるつもりはないとのこと、良くも悪くも投資で人が変わってしまう会社が多いと感じるので好印象です。

大原則としてそれぞれの作品はユニークピース、つまり一つの仕様は一つしか作らないことを掲げています。
これは、オーナーが求める(アトリエ・ド・クロノメトリーの時計として相応しい)仕様をできる限り叶えたいという姿勢の表れで、オーナーとのコミュニケーションで仕様を決めてから作品作りに取り掛かるのが基本的な流れです。

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